現在、人気の高反発マットレスには、「高反発ウレタンフォーム仕様」と「樹脂繊維素材仕様」の大きく2種類のマットレス
が存在しています。
樹脂繊維素材で作られている高反発マットレスとしては、「エアウィーヴ」「エアリー(airy)」「エアコクーン」などが
あります。
ここでは、そんな「樹脂繊維素材」に焦点を当てて、その特徴や魅力について、考えてみたいと思います。
高反発マットレスの素材「樹脂繊維素材」

現在、人気の高反発マットレスには、「高反発ウレタンフォーム仕様」と「樹脂繊維素材仕様」の大きく2種類のマットレス
が存在しています。
樹脂繊維素材で作られている高反発マットレスとしては、「エアウィーヴ」「エアリー(airy)」「エアコクーン」などが
あります。
ここでは、そんな「樹脂繊維素材」に焦点を当てて、その特徴や魅力について、考えてみたいと思います。
寝具(マットレス・敷布団)は、「地域特性」「自然環境特性」の影響を受けやすいアイテム。
特に、「気温」「湿度」の違いに対して、対応できる特性を有しているかどうかが「寝具(マットレスなど)」
の良しあしを決めるポイントとなります。
そんな中、日本の生活環境に適応した素材として開発・研究が進んできた素材のひとつが「樹脂繊維素材」。・
「エアファイバー」「E-CORE」「エアロキューブ」など呼び名(素材商品名)はいろいろありますが、
樹脂繊維を立体的な網目構造に成形した素材で、「高反発力」と「高い通気性」を有しています。
現在、高反発マットレスの主流となっているのが「高反発ウレタンフォーム素材」です。欧米諸国では、
高反発マットレスの大半が高反発ウレタン仕様となっています。
対して、日本で育まれた高反発マットレスが「樹脂繊維素材仕様」です。
”網目繊維構造”自体は、古くから様々な形で存在、活用されている要素です。日本で昔、たわしなど
として活用されていた「へちま繊維」も代表的な網目繊維構造素材と言えそうです。
そんな素材を”寝具(マットレス)”
として活用する上で最大の課題となったのが、「耐久性」。空気層を有しているがゆえに、体重で
押しつぶされ、ペタンコになってしまわない、強さと耐久性が必要となります。
同じように空気層を
有している”真綿敷布団””コットン敷布団”も、使用していく中で、潰れて・固くなってしまう(煎餅布団)
ことが課題となっていました。硬さが増してしまうと、身体へ痛みを与える要素ともなります。
実際、「樹脂繊維素材」と「高反発ウレタンフォーム」を比較した時に相違点のひとつとなるのが「強度」です。
「ウレタン素材」は密度などを調整することによって、「強度」や「硬さ」を調節することが出来ます。
対して、「樹脂繊維素材」は強度・硬さの調節は難しく、ウレタン素材との比較では強度に劣る傾向が。
それゆえに、「樹脂繊維素材のみ」を使用して厚みのあるマットレスを作ることは困難なものとなっています。
樹脂繊維素材の高反発マットレスの最大のメリットが「通気性の高さ」です。
通気性が高いことから、「カビ」が生じることがほとんどなく、「ダニ」も増えない・・清潔なマットレスとなります。
また、樹脂繊維素材仕様ならではの特徴として「手軽に洗える」というのもポイントに。
「洗えるマットレス」と表してある商品は、樹脂繊維素材仕様であると言えそうです。