「三つ折り」高反発マットレス
睡眠時の腰痛緩和には不向き
「三つ折り」高反発マットレスは機能性に劣る!?
高反発マットレスには、「形状(フォルムデザイン)」を基準として「一枚タイプ」と「三つ折りタイプ」の2種類があります。
※素材による違い(効果)に関しては、こちら※腰痛効果※マットレス「高反発」「低反発」の違いとは!?の記事をご参照いただければと思います。
同じ高反発素材を使用した、高反発マットレスであっても、「一枚タイプ」と「三つ折りタイプ」では効果に違いが存在している
んですよね。
結論を先に言うと、高反発マットレスとしての「機能性」は、「一枚タイプ」と比較すると「三つ折りタイプ」は機能が劣ります。
「三つ折り」高反発マットレスが腰痛緩和におすすめ出来ない訳とは!?
高反発マットレスに、期待される「効果」のひとつに「睡眠時の腰痛緩和」という要素がありますが・・・。
実は、「三つ折りタイプの高反発マットレス」においては、あまり睡眠時の腰痛緩和の効果は期待が出来ないものと
感じています。
高反発マットレスが睡眠時の腰痛などの緩和に役立っているのは、「体圧分散機能」「適切な寝姿勢の維持」「寝返りの促進」
のむ3つの機能性によるものです。
「三つ折りタイプ」の場合は、「体圧分散機能」「適切な寝姿勢の維持」の機能性に劣る(一枚タイプとの比較)ことが、
要因となっています。
※理由1:「三つ折りマットレス」は体圧分散機能に劣る
「体圧分散機能」というのは、寝姿勢となったときに、マットレスに加わる「荷重(体重)」が局所的に集中して
しまうことなく、マットレス接地面全体に分散させる機能です。
体圧分散機能の仕組み的には、「鉛直方向」に加わった荷重をマットレス内部にて「横方向へ分散」していくことによって実現しているんですね。
マットレス全体に「荷重が分散されていく」ことが大切なポイントとなるのです。
「三つ折りマットレス」の場合は文字通り、パーツが3つに分かれています。
パーツが分割されていることから、マットレス全体への荷重の分散が行われないんですね。
必然的に「一枚タイプ」と比較すると「三つ折りタイプ」は体圧分散機能に劣ることに。
その結果、睡眠時の腰痛緩和の作用(機能)も劣っているのです。
※理由2:「三つ折りマットレス」は適切な寝姿勢維持する力に劣る
睡眠時の腰痛がもたらされる原因のひとつが「腰部周辺のこわばり(余分な筋肉緊張)」と言われています。
その人の体格に適した寝姿勢となっていれば、局所的な負荷はあまり生じることがないのですが、
適切な寝姿勢が取れていないと、局所的な身体負荷が発生。腰周辺のこわばりを招くことに。
その結果、睡眠時・起床時に腰痛を感じることに繋がってしまうんですね。
●適切な寝姿勢の維持
がとても大切な要素となるのです。
「三つ折りタイプ」の場合は、「折れ部分」が大きな弱点を有しています。
「折れ部分」が他部位と比較して、「反発力」「硬さ」「クッション性」「圧力分散」などすべての機能性に関して、
大きな差異が存在。
この「特性(機能)の差異」があることから、適切な寝姿勢が作りにくくなってしまうのです。
その結果、高反発マットレスであったとしても、睡眠時の腰痛緩和には至らず、場合によっては逆に、睡眠時の腰痛を
招く要因となってしまう可能性も・・。
まとめ:睡眠時の腰痛緩和を求めるのなら「一枚タイプ」高反発マットレスを!
睡眠時の背中痛・腰痛などの課題を感じていて、その解決策として高反発マットレスを検討しているのであれば、
「三つ折りタイプ」は避けて、「一枚タイプ」を選ぶようにしていだたればと思います。
- 睡眠時の腰痛緩和を求めるのなら「一枚タイプ」を選びましょう!
- 同じ高反発マットレスと呼ばれていても「三つ折り」は機能性に劣ることに。